大腸カメラ検査前に使用する下剤について

大腸カメラ検査前に使用する下剤について

大腸カメラをお受けいただく前に、お腹の中をキレイにし正確な検査にするため、下剤(腸管洗浄剤)を飲んでいただきます。当院では、様々な種類の下剤を用意しており、患者様にお選びいただけます。以下に、下剤の特徴をご紹介いたします。

下剤のご紹介

モビプレップ 〜比較的新しい下剤 現在多くの病院で使用〜

■ 服用方法
コップ1杯(約180cc)のモビプレップを10分から15分かけてゆっくりと飲みます。2杯モビプレップを飲んだら、水をコップ1杯飲みます。これを1セットとして、3セット繰り返します。この時点で、便がほぼ透明になっていれば下剤の服用は終了です。便が綺麗になっていない場合は、残りのモビプレップと水を1セットずつ追加し便がほぼ透明になるまで飲み進めます。便が透明になったらモビプレップの服用を終了します。
■ 味
やや酸っぱく濃いめ(スポーツドリンクに梅を混ぜたような味)
■ メリット
他のものと比べ合計の水分服用量が約1.5Lと少ないので下剤を飲めない人にもおすすめ
腸内洗浄にかかる時間が早い
■ デメリット
体が脱水状態になるため、同時に水分補給が必要(下剤が濃いため喉が渇く)
高齢者や腎機能の悪い方には向いていない(脱水になりやすい)
モビプレップと水を交互に飲んでいくため服用方法がやや難しい

「モビプレップ®の飲み方」(3分34秒)

マグコロールP 〜以前より広く使用されている代表的な下剤〜

■ 服用方法
コップ1杯(約180cc)を10分かけてゆっくりと飲みます。全量1.8Lを2時間かけて飲み切ります。
■ 味
スポーツドリンクのような味
■ メリット
スポーツドリンクのような味で飲みやすい
服用方法が簡単
■ デメリット
服用量が1.8Lと多め
甘みがあるので飲みにくい方もいる
マグネシウム製剤であり、腎機能が悪い方には向いていない

ニフレック 〜以前より広く使用されている代表的な下剤〜

■ 服用方法
はじめの1杯(約180cc)は15分かけてゆっくり飲み、その後はコップ1杯を10分かけて飲みます。
全量2Lを約2時間かけてゆっくり飲みます。
■ 味
レモン風味
■ メリット
お腹の中がきれいになりやすい
服用方法が簡単
■ デメリット
服用量が2Lと多め
においが気になることがある(ストローで飲むと軽減します)

ビジクリア 〜錠剤の下剤〜

■ 服用方法
15分以内に5錠のビジクリアを200ml全ての水またはお茶と一緒に服用します。15分以内であれば、数回に分けて飲んでも構いませんが、これ以外の水分は摂らないでください。これを繰り返し、ビジクリア50錠と水分2Lを飲み終えます。所要時間は約2時間半です。
■ 味
なし
■ メリット
水の下剤を飲まなくても良い
錠剤で味がないので飲みやすい
■ デメリット
錠剤が大きく飲みづらいと感じる方もいる
高血圧の方や腎機能が悪い方など服用できないことがあります

ピコプレップ〜最近新しく登場した下剤〜

■ 服用方法
検査前日にピコプレップ1回目、検査当日の検査4時間前に2回目と服用します。検査前日の夕食後1時間以降にピコプレップをコップ1杯、続けて透明な飲み物コップ5杯以上を数時間かけて飲みます。(お茶、スポーツドリンク、具のない透明なスープ、透明なリンゴジュース、透明な色のの炭酸飲料、水は可)検査当日の検査の約4時間前にピコプレップ1杯、続けて透明な飲み物コップ3杯以上を1〜2時間かけて飲みます。
■ 味
オレンジ味
■ メリット
下剤量が150mlと非常に少ない
下剤の合間に飲む水分は透明であれば患者様のお好みのもので良い
■ デメリット
きちんとした服用方法をしないと効果が減弱しやすい
下剤の合間に水分補給が必要
寝る前にも服用していただくため、睡眠中に便意が起きてしまい睡眠が妨げられる場合がある
お仕事などで、帰宅が遅い方には向いていない
刺激性下剤を普段から常用している方には効果が出にくい

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